「お客さまとの打ち合わせ、1時間の予定だったのに気づけば30分もオーバーしてしまった…」 「聞きたいことは全部聞けたけど、なんだかお互いに疲れ切っている気がする」
デザインのヒアリングや打ち合わせの現場で、こんな経験はありませんか? 丁寧に進めようと思えば思うほど、時間はあっという間に過ぎてしまうものですよね。
実は、打ち合わせを時間通りに、かつ満足度高く終わらせるには、「冒頭の1分」にある工夫をするだけで劇的に変わるんです。
今回は、駆け出しデザイナーが抱えていた「打ち合わせが延びてしまう」という悩みに対して、私と中堅デザイナーの田村がアドバイスした内容をご紹介します。

お二人に相談があるんです。最近、ヒアリングの時間がどうしても予定より延びてしまうことが多くて…。1時間の枠なのに30分、40分と過ぎてしまって、後ろの作業予定が押してしまったり、申し訳ない気持ちになったりして。何か改善できることはありますか?

うーん、私の場合は、後ろに予定が入っている時は「今日は何時まででお願いします」って伝えることもありますけど…でも、時間を区切りすぎてデザインに必要な情報が足りなくなったら怖いな、と思うと、なかなか言えないことも多いんですよね。結局、ある程度長くなるのを覚悟して臨んじゃうパターンが多いかもしれません。

なるほどね。確かにトラブルがあったり、じっくり深掘りすべき時もあるけれど、原則は1時間枠で考えるのがベストだと私は思っています。お互いの集中力も切れてしまいますからね。実は、「絶対に1時間で終わらせる方法」という明確なテクニックがあるんです。

そんな方法があるんですか!?ぜひ教えてください。

すごくシンプルですよ。まず、打ち合わせの冒頭でこう聞くんです。
「今日、この後のお時間は大丈夫ですか?(何時までお時間いただけますか?)」と。

まず相手の予定を確認するんですね。

そう。もし「全然大丈夫ですよ」と言われたら、すかさずこう続けます。
「ありがとうございます。では、基本的には1時間で、〇時までには終わる段取りで進めますね。それ以上お時間は取らせないようにしますので、よろしくお願いします」と。

最初に宣言しちゃうんですね!

これをやるだけで全然違います。
もし途中で話が長くなりそうになっても、「今日は〇時までとお約束していますので、ここからは少しスピーディーに進めていきますね」と自然に切り替えられる。
大事なのは、こちらが一方的に時間を区切るのではなく、「相手の時間を尊重するために確認する」というスタンスです。これなら嫌味にならないし、むしろ誠実な印象を与えますよね。

確かに、「お時間を取らせないようにします」と言われると、お客さまも安心しますね。

それともう一つ。項目が多い時は、事前に「アジェンダ(今日話す内容)」を共有しておくのも大事。 「今日は盛りだくさんなので、確認したい項目を先にこちらにまとめておきました」と渡しておけば、お互いに進捗が可視化されます。 「30分経ったのにまだ1項目目だ、ピッチを上げよう」と、相手も協力してくれるようになります。

アジェンダがあるだけで、お互いにゴールが見えますね。

実はね、打ち合わせを短く、かつ濃密に終わらせると、相手にすごく喜ばれるんです。 ダラダラ長引くと、お互いに「次のアポが重いな…」と感じてしまいますから。
私は理想を言えば、「雑談15分、本題30分」の計45分で終わらせるのがベストだと思っています。その分、事前の準備は欠かせませんが、短時間でビシッと決まる打ち合わせの方が、プロとしての信頼感も高まりますよ。

終わってから「時間を取らせすぎてしまった…」と反省することが多かったので、冒頭のワンクッション、さっそく次から意識してみます!
まとめ
いかがでしたか? 「時間を区切る」のは冷たいことではなく、相手への思いやりでもあります。まずは「相手の時間を守る」という意識を持つことから始めていきましょう!
次回の打ち合わせでは、ぜひ「後ろのお時間、大丈夫ですか?」からスタートしてみてくださいね。


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