「他にないの?」と言われてしまった!駆け出しデザイナーがハマる落とし穴

お悩み

「一生懸命考えて、自信を持って2案出したのに、お客様から『他にないの?』と言われてしまった……」

これ、デザイナーなら誰もが一度は経験し、そして一番ショックを受ける言葉かもしれません。自分なりにコンセプトを分け、色も変えて準備したはずなのに、なぜ納得していただけなかったのか。

今日は、そんな悩みを抱える新人デザイナーと、先輩デザイナー田村さんとのやり取りをご紹介します。「他にないの?」という言葉の裏にあるお客様の本音と、それを乗り越えるための「思考法」についてお話しします。


デザイナー
デザイナー

お二人に相談があるんです。先日、お客様にデザインの提案をしたんですが、Zoomで画面を見せた時に「他にないの?」って言われてしまって……。

田村
田村

うーん、その時の案を今見せてもらえるかな?

デザイナー
デザイナー

医療系のチラシだったので、1案目は信頼感が出るように落ち着いた青色でプロっぽく、2案目はエネルギーを感じるようにビタミンカラーのオレンジで、と自分なりにしっかり使い分けたつもりだったんです。でも、何がいけなかったんでしょうか。

西村
西村

あー、なるほど。確かに色は変えているけど、パッと見の構成や切り口がすごく似ているかも。田村さんはどう思う?

田村
田村

キャッチコピーも同じ、レイアウトの構成も同じだと、色が違ってもお客様からすると「色違いの同じパターン」に見えてしまうんですよね。

だから「全く別の切り口での打ち出し方はないですか?」という意味で「他にないの?」とおっしゃったんだと思います。

デザイナー
デザイナー

確かに……色を変えることで満足してしまっていました。

西村
西村

「他にないの?」って、デザイナーが言われたくない言葉ワースト3に入るよね(笑)。 大事なのは、「A案の延長線上にあるAダッシュ案」を出すのではなく、一度A案を捨てて「1からB案を考える」ことなんです。

デザイナー
デザイナー

A案を捨てる……。でも、それだとB案を作るのにものすごく時間がかかりそうです。

田村
田村

そう、実はめちゃくちゃ大変なんです(笑)。私も普段から、A案とはおもいきり打ち出し方を変えるように意識しています。例えば、一方はイラスト中心なら、もう一方は写真を大胆に使ったものにするとか、縦書きと横書きで構成を変えるとか。全く別の視点で1から組み立てるようにしています。

西村
西村

その「大変な作業」こそが、デザイナーとしての成長に直結するんよね。

お客様が「他にないの?」と言うとき、実は単に「赤色が見たい」だけの場合もあるけれど、プロとしてそれを防ぐには、相手の予想を超えていかないといけない。 「ここまで考えてくれたのか!」という驚きを与えるには、自分の持っている「引き出し(手数)」を増やすしかないよ。

デザイナー
デザイナー

自分の引き出し……。私、まだ全然足りていない気がします。

西村
西村

大丈夫。そう言われたときは「否定された」と落ち込む必要はありません。 「あ、今回の切り口は違ったんだな」と冷静に受け止めて、次の手を考えればいい。そうやって「1から別の案を考える」という訓練を繰り返すことで、だんだんとアイデアが出るスピードも上がってくるし、提案の幅も広がっていく。

弊社のみんなも、そうやって「他にないの?」と言われながら上手くなってきたんだよ。

田村
田村

私も今朝、ロゴのデザインで「他のフォントパターンも見たい」って言われたばかりですしね(笑)。

デザイナー
デザイナー

田村さんでも言われることがあるんですね。少し安心しました。

西村
西村

だから、次は色違いを作るのではなく、コンセプトから見直した「全く別の切り口」を1つ準備してみてください。その一歩が、お客様の信頼を勝ち取る大きな差になるから。

デザイナー
デザイナー

はい!「A案を一度捨てて、1からB案を考える」。

次回の提案から、もっと視野を広げて挑戦してみます!


まとめ

いかがでしたか? 「他にないの?」という言葉は、裏を返せば「もっと違う可能性を見てみたい」というお客様の期待の現れでもあります。その期待に応え、さらに超えていくために、今日も1つ新しい切り口を考えていきましょう。

今回の内容について、「自分の場合はこんな時どうすればいい?」といった具体的な悩みがあれば、ぜひ教えてくださいね。

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